みなさんこんにちは、トラです。
ついこの間、「十条のタワマンに伊勢丹がやってくるらしい」との噂を聞きました。
え!伊勢丹ってあの新宿にある伊勢丹!?
高級デパートがタワマンの下に入るってこと!?
JR埼京線の十条駅には、デパートはおろか、ブランドの洋服や化粧品売場がほぼないため、池袋や新宿まで足を伸ばす必要があります。
しかし、もし駅前に伊勢丹ができるのであれば、十条だけでキラキラな売り場を眺めながら2〜3時間ウィンドウショッピングができちゃう?なんてウキウキしていたのですが…実際は少し違いました。
十条駅前にて工事中のタワーマンション「ザ・タワー十条」に入るのは、「クイーンズ伊勢丹」だったのです。
クイーンズ伊勢丹とは
三越伊勢丹のグループ会社の、株式会社エムアイフードスタイルが運営する高品質な食品スーパーマーケットです。
あくまでスーパーマーケット業なので、新宿のように立派な百貨店が立つわけではなく、高級路線のスーパーがやってくるということのようです。
私はクイーンズ伊勢丹を利用したことがないのですが、紀ノ国屋や成城石井のようなイメージでしょうか。
たしかに百貨店ができたら嬉しいですけど、マンションなのに住むところがなくなっちゃいますもんね…。
ちなみにクイーンズ伊勢丹は、首都圏を中心に、石神井公園、品川、白金高輪などに店舗があるそうです。おしゃれ!!
なんとそこに十条が名を連ねることになるとは。
ただ、この話を聞いて少し心配になったのは、「もともとある商店街とうまく共存できるのか?」というところです。
目の前には十条銀座商店街
十条駅の目の前には、「東京三大銀座」に数えられている、十条銀座という商店街があります。
アーケードなので雨でも濡れる心配がなく、十条に住んでいる方なら必ず行ったことがあるであろう、とっても便利な商店街です。
わたしも、この商店街なくして生活はできません!と言えるくらいお世話になっている場所です。
スーパーマーケットや八百屋さん、魚屋さん、薬局、100円ショップなどがあり、生活で必要なものがほとんど揃います。
ただ、冒頭でもお伝えした通り、ブランド物の洋服や化粧品、特に若い方向けのファッションアイテムを買うためには、少し電車に乗って他の地域へ探しにいく必要があると思います。
クイーンズ伊勢丹と十条銀座の需要のちがい
クイーンズ伊勢丹は高級なイメージで、どちらかといえば特別な日に買い物に行くお店。
対する十条銀座にも、まいばすけっとというスーパーマーケットがありますが、高価な商品が置いてあるイメージはなく、普段使いするのにちょうどいい価格帯のお店です。
十条銀座にある八百屋さん、お魚屋さん、惣菜屋さんなどは店舗数が多いためレパートリーに富んでおり、値段は相場より安いこともあります。
以上のことから、タワーマンションに引っ越してくる方のほとんどが、普段は十条銀座で買い物をすることになるのではないでしょうか。
たとえ生活に余裕があるとしても、毎日の食事をクイーンズ伊勢丹の食材のみで作ることは考えにくいですよね。
逆に、ふだん十条銀座で買い物をしている方も、ちょっと特別な食材を買うためにクイーンズ伊勢丹に行くことがあると思います。
しかし、それは十条銀座では手に入らないものを求めての行動なので、シェアを奪うことにはならないと個人的には考えています。
そもそもの客層や需要が違うといいますか。
十条銀座では買えないのでわざわざ他の地域に買いに行っていたものが、今後は十条駅前で買えるようになると考えれば、むしろ喜ばしいことだと思います。
昔ながらの商店街を残しつつ、便利になるなら嬉しいな!
ザ・タワー十条(THE TOWER JUJO)の現在の様子
長かった工事も先月(2024年9月)にやっと終わり、マンションの外観は整ったようです。
十条は他に高い建物がないので、遠くから見てもかなり目立ちますね。
ちょっと個人的な意見
十条に住んでいる方ならご存知かと思いますが、タワマンの工事が始まる前は、駅前の信号からまっすぐ駅に行ける歩道がありました。
工事の関係で現在は少々遠回りするかたちになっていて、駅までプラス2,3分かかるようになってしまいました。(朝の時間帯では死活問題!!)
もともとそこにあった店舗も惜しまれつつ無くなってしまいましたし、工事中には色々と不便を強いられています。
駅前の再開発には期待している反面、正直不安もあります。
このタワーマンションの建設をきっかけに、十条の街がより一層活気を増し、健全に栄えることを切に願っております。
とりあえず今は純粋に、タワーマンションの完成を楽しみに待とうと思います。