みなさんこんにちは、トラです。
「おしゃれなポスターや旅行の思い出の写真を飾りたい!」 「殺風景な壁を、もっと自分好みの空間にしたい!」

SNSでよく見かける、おしゃれな部屋に憧れる…!!
賃貸暮らしでも、インテリアにこだわりたい気持ち、すごくよく分かります。でも、立ちはだかるのが「壁の傷」問題…。
「画鋲くらいなら大丈夫かな?」 「もし傷つけちゃったら、敷金から引かれる?」
そんな心配から、壁を飾ることを諦めていませんか?
ちょっと待ってください! 実は、賃貸の壁に穴を開けなくても、お気に入りのアートや写真を飾る方法はたくさんあるんです!
この記事では、賃貸物件の「原状回復」のルールをしっかり理解した上で、壁を傷つけずに、安心してお部屋をデコレーションできるテクニックを、徹底的に調査した情報をもとにご紹介します。
もう「賃貸だから」と諦める必要はありません。この記事を読んで、あなたのお部屋をもっと素敵に、もっと自分らしく彩ってみませんか?
まずは基本の「キ」!賃貸のルール「原状回復」ってなに?
賃貸物件を借りる上で、避けて通れないのが「原状回復(げんじょうかいふく)」の義務。簡単に言うと、「退去するときは、入居した時の状態に戻して返してくださいね」というルールです。
でも、「普通に生活していてできる傷や汚れ(通常損耗)や、時間の経過による変化(経年劣化)まで、全部元通りにしなきゃいけないの?」と思いますよね。
国土交通省のガイドラインによると、画鋲やピンなどの小さな穴は、「通常損耗」とみなされることが多いんです。つまり、多くの場合は修繕費用を請求されない可能性が高いということ。
ただし!ここが重要ポイント!
・釘やネジのような大きな穴: 下地ボードまで傷つけてしまう可能性があり、「通常損耗」とは認められず、修繕費用を負担しなければならないケースが多いです。
・契約内容が最優先: 大家さんや管理会社によっては、「画鋲の穴もNG!」としている場合があります。必ず賃貸契約書を確認しましょう。
・不明な点は必ず確認: 「これって大丈夫かな?」と少しでも不安に思ったら、遠慮せずに大家さんや管理会社に確認することが、後のトラブルを防ぐ一番の方法です。
「原状回復」のルールをしっかり理解して、余計な心配や出費なく、気持ちよくお部屋作りを楽しみましょう!
壁を傷つけない!絵画や写真の飾り方テクニック【厳選7選】
さあ、ここからはお待ちかね!壁に穴を開けずに絵や写真を飾るための、とっておきの方法をご紹介します。あなたの飾りたいものや壁のタイプに合わせて、ぴったりの方法を見つけてくださいね。
1. 貼って剥がせる!「粘着フック」&「粘着テープ」
一番手軽でポピュラーなのが、貼って剥がせるタイプの粘着グッズ。最近は種類も豊富で、壁紙に優しいタイプもたくさん出ています!
- 定番!「コマンドフック」(3M):
- 言わずと知れた「貼って剥がせる」フックの代表格。
- 耐荷重や用途に合わせて、フック型、タブ型、壁紙用など種類が豊富!
- ポイントは、貼る前の壁の掃除と、剥がす時にタブを真下にゆっくり伸ばすこと!焦ると壁紙を傷つける可能性があるので注意。
- 壁紙に特化!「くりぴたフック壁紙用」(清和産業):
- 壁紙の凹凸にもしっかりくっつく!と評判のフック。繰り返し使えるのも嬉しいポイント。
- 超強力タイプも!「YOKELLMUX 壁掛けフック」など:
- 「え、こんな重いものまで!?」と驚くほどの耐荷重を謳う製品も。ただし、壁との相性や剥がす時のリスクは要確認。
- 軽いものなら「両面テープ」:
- ポスターなど軽いものには便利。でも、普通の強力両面テープは壁紙を剥がす危険大!
- おすすめは「マスキングテープ」: 跡が残りにくく、おしゃれな柄も多いので、テープ自体を見せる飾り方も◎。ただし、粘着力は弱め。
- 壁紙専用の剥がせる両面テープ: ニトムズの「ミズトレック」などが安心です。
- 「裏ワザ」マスキングテープの上に両面テープを貼るのもアリ!
《粘着グッズを選ぶポイント》
- 耐荷重: 飾るものの重さを必ずチェック!余裕を持った耐荷重のものを選びましょう。
- 壁の素材: 壁紙用、コンクリート用など、壁の素材に合ったものを選びましょう。
- レビューを参考に: 実際に使った人の声はとても参考になります。ただし、使い方や壁との相性による個人差があることも忘れずに。
2. 粘土みたいで面白い!「ひっつき虫」(コクヨ)
練り消しのような、粘土のような、不思議な接着剤「ひっつき虫」。
- 使い方: 小さくちぎって丸めて、飾りたいものの裏にペタッ。壁に押し付けるだけでOK!
- メリット: 繰り返し使えて、壁を傷つけにくい。ポスターや写真、カードなど軽いものを貼るのに最適。
- デメリット: 耐荷重はあまり高くない(200~300g程度)。重いものには不向き。長期間貼っておくと剥がれやすくなることも。白いので濃い壁だと目立つかも。
画鋲代わりに、メモや写真を気軽にペタペタ貼りたい時におすすめです!
3. まるでギャラリー!憧れの「ピクチャーレール」
「え、賃貸でピクチャーレールなんて無理でしょ?」と思っていませんか?実は、賃貸でも取り付け可能なタイプがあるんです!
- 仕組み: 壁や天井にレールを取り付け、そこからワイヤーとフックで絵などを吊り下げます。
- 賃貸向けタイプ:
- 石膏クギ(細いピン)で固定: トーソーなどの製品。細いピンを複数使って固定するので、抜いた後の穴が画鋲程度で目立ちにくい!ただし、耐荷重はネジ止めより低め(3kg程度が目安)。
- マグネットで固定: スチール製の壁やドアなどに。穴を全く開けずに設置可能!
- メリット:
- 一度設置すれば、フックの位置を自由に動かせるので、模様替えが簡単!
- 複数のアートを飾ったり、高さを変えたり、ディスプレイの自由度が格段にアップ!
- 見た目もおしゃれで、お部屋がギャラリーのような雰囲気に。
- 注意点:
- 石膏クギタイプでも、壁に小さな穴は開きます。念のため、事前に大家さんや管理会社に相談するのがおすすめです。
- 耐荷重を必ず守りましょう。
4. アイデア次第で使い方無限大!「突っ張り棒」
カーテンや棚でお馴染みの「突っ張り棒」。実は、ディスプレイにも使える万能選手なんです!
- 使い方:
- 突っ張り棒にS字フックやクリップを使って、軽いフレームやポストカードを吊るす。
- 布製のポスターやタペストリーを、クリップで挟んで飾る。
- 2本の突っ張り棒の間に、軽い板を渡して簡易的な飾り棚にする。
- メリット: 壁に全く傷をつけず、設置も撤去も超簡単!
- デメリット: 耐荷重は低め。重いものは飾れません。見た目がややカジュアルになることも。
手軽に、季節ごとにディスプレイを変えたい時などにぴったりです。
5. 置くだけでおしゃれ!「立てかける」

一番シンプルで、絶対に壁を傷つけない方法がこれ!
- 方法:
- 床や棚、チェストなどの家具に、額縁に入れたアートやポスターをそのまま立てかける。
- イーゼルやピクチャースタンドを使う。
- メリット: 壁へのダメージゼロ!移動も簡単。大きなアートを床に無造作に置くと、こなれた雰囲気に。
- デメリット: 倒れる可能性がある。小さなお子さんやペットがいるご家庭では、安全面に配慮が必要です。地震対策も忘れずに。
「飾る場所がない…」と思っても、意外なスペースがディスプレイスポットになるかもしれませんよ。
6. ちょっとだけならOK?「あとが目立たない画鋲」
壁に穴は開けるけど、跡が目立たないと評判の「ニンジャピン」。
自己責任にはなりますが、画鋲が使えるようになれば可能性は大きく広がります。
カラーバリエーションも豊富なので、壁の色に合わせることもできます。
7. 【番外編】壁の素材をチェック!
これらの方法を試す前に、あなたの部屋の壁がどんな素材かを知っておくことが大切です。
- クロス張り石膏ボード(一番多いタイプ): 柔らかいので傷つきやすい。目立たないところにピンを刺してみて、白い粉がついたらこのタイプです。
粘着系、ひっつき虫、石膏クギピクチャーレール、突っ張り棒、立てかけるのが◎。釘・ネジはNG! - コンクリート壁: 硬くてピンも刺さらない。強力な粘着フック(コンクリート対応か確認!)、突っ張り棒、立てかけるのが◎。
- 木壁: 粘着系(目立たない場所で試して!)、ひっつき虫、細いピンのピクチャーレール、突っ張り棒、立てかけるのが◎。太い釘・ネジはNG。
- タイル壁: 吸盤フックやタイル用粘着フック、突っ張り棒、立てかけるのが◎。穴開けは絶対にNG!
壁に合った方法を選ばないと、うまく飾れないだけでなく、壁を傷つけてしまう可能性も!
100円ショップを上手に使う!

友人の家では紅茶がおしゃれに収納されていますが、これらはすべて100円ショップで揃えたそうです!(紅茶はマリアージュフレールというブランドのものです)
もし近くに100円ショップがあれば、アイデア次第でいろんな飾り方ができそうですね。
しかし、ついあれもこれもと買ってしまうと、意外と高額になるので要注意です!
【重要】失敗しないための7つの心得
せっかくの飾り付けで失敗しないために、以下の点に注意しましょう。
- 【耐荷重は絶対!】 飾る物の重さ<フック等の耐荷重 になるように!余裕を持つのが吉。
- 【貼る前は掃除!】 壁のホコリや油分は、粘着力低下の原因。乾いた布で拭いて、しっかり乾かしてから!
- 【説明書は熟読!】 取り付け・取り外しは、自己流ではなく説明書通りに。特に剥がし方は重要!
- 【心配ならテスト!】 目立たない場所で、試しに貼って剥がせるかチェックすると安心。
- 【剥がす時はゆっくりと!】 焦りは禁物!ゆっくり、丁寧に。
- 【長期間は注意】 同じ場所にずっと貼っていると、稀に跡が残ったり変色したりすることも。
- 【大家さんへの相談も時には必要】 ピクチャーレール設置など、少し大掛かりな場合や、どうしても心配な場合は、事前に相談しておくと安心です。

地震に備えて、あまり過度に飾らないのも大切だよ!
まとめ:工夫次第で賃貸の壁はもっと自由になる!
いかがでしたか? 賃貸だからといって、壁を飾ることを諦める必要は全くありません。
粘着フックやテープ、ひっつき虫、ピクチャーレール、突っ張り棒、立てかける…こんなにたくさんの方法があるんです!
大切なのは、賃貸のルール(原状回復)を理解し、壁の素材や飾る物の重さに合った方法を選び、丁寧に取り扱うこと。
特に、商品の説明書はしっかりと読み、メーカーが推奨する方法で使用すること。
今回ご紹介したテクニックや注意点を参考に、ぜひあなたのお部屋の壁を、もっと自由に、もっと素敵に彩ってみてください。きっと、今よりもっとお部屋が好きになりますよ!